大阪府内でRSウイルスの感染が増えていて、注意が呼びかけられています。http://www.iph.pref.osaka.jp/teiten/20210128105633.html
RSウイルス感染症は1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の乳幼児が感染します。一度かかったからといって油断できず、どの年齢でも再感染します。
新型コロナウイルスの対策のためか昨年は流行がありませんでした。このため免疫を持っていないお子さんが多く現在感染が拡大していると考えられます。
低年齢のお子さんほど注意が必要
一般的に発熱、鼻水、咳がみられます。軽い風邪症状ですむこともあれば、重症化して気管支炎や肺炎を起こし入院が必要になる場合もあります。
初めての感染の際に重症化しやすく注意が必要です。とくに1歳未満のお子さん、早産で生まれたお子さん、2歳以下で先天性心疾患・肺疾患などを持つお子さんは特に重症化に注意が必要です。
重症化することもあるので咳症状がある際は小児科で胸の音を聴いてもらうことが重要です。
2歳未満のお子さんのうち30~50%に急性中耳炎がみられ発熱・不機嫌の原因になります。
予防
RSウイルスは、感染者の咳やくしゃみなどの飛沫および手などの接触を介して感染します。やはり日ごろの手洗い、うがい、マスク着用が重要です。
みなさん、頑張りましょう!