突発性難聴は、皆様に覚えておいていただきたい病気です。
突発性難聴は、ある時突然に聞こえが悪くなる病気なのですが、
「治療をいつから開始するか」というのがとても重要なのです。
治療開始が早ければ早いほど治りやすく開始が遅れるほど治りにくくなります。
いつ誰にでも起こりうる突然の難聴
ある時突然に、主に片耳の聞こえが悪くなる病気です。難聴の他に耳がつまった感じがしたり、めまいや耳鳴りが起こることがあります。
いつ、何をしている時にこういった症状が起こったかを自覚することができるのが特徴です。
有名人がこの病気にかかりニュースになることもあるように、いつでも誰にでもかかりうる病気です。原因は諸説ありますが、今のところ不明です。
治療は時間との勝負
突発性難聴では音を感じる神経細胞が傷つき、時間がたつと傷ついたまま治らなくなります。聞こえなくなるということです。
ですから時間がたち、音を感じる細胞が傷つき働きを失ってしまう前に治療を開始することが重要になります。
突然の難聴がありましたら、すぐに耳鼻咽喉科を受診してください。
治療には主にステロイド治療が行われます。
難聴の程度が重度な場合や、内服薬での改善がみられない場合などでは点滴や入院が勧められることもあります。