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しまじびブログ

診察室の砂時計の写真
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市販の点鼻薬の使い過ぎにはご注意を

鼻がつまってしんどい時、市販の点鼻薬を使われることがあると思います。

使って数分で鼻づまりが改善し、息苦しさや睡眠の質を改善してくれるので便利です。

ですが、市販点鼻薬を長い間使うと鼻づまりがかえって悪化します‼

市販の点鼻薬には、主に血管収縮剤が入っています。

鼻の粘膜の血管を収縮させることにより、数分で鼻づまりを改善します。

ただし、長期にわたって何度も点鼻薬を使用していると、リバウンドで鼻粘膜が余計に腫れて鼻がつまってしまうので注意が必要です。

「リバウンドで鼻の粘膜が腫れる。(鼻がつまる)」➡「薬の効きめが悪くなり効果時間が短くなる。」➡「使用回数が余計に増える。」➡「鼻の粘膜がさらに腫れる。」といった悪循環が生じてしまいます。

このようにして点鼻薬を手放せなくなり、どんどん鼻づまりがきつくなってしまいます。

このような薬剤性の肥厚性鼻炎(いわゆる薬剤性鼻炎)が生じたときには、点鼻を中止することが必要となります。

中止が困難であるなら、内服薬やステロイド性点鼻薬を用いながら、徐々に減薬していくことが可能ですので、お困りの際はご相談ください。

元々の鼻づまりの原因チェックも重要です。

鼻づまりがきつい時、長く続いている時などには、元々の鼻づまりの原因にアレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)や鼻中隔(左右の鼻を隔てる壁)に曲がりがないか等、原因を調べることも重要になります。

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