風邪の季節です。のどが痛くなったり腫れたりは、風邪や乾燥でよく起こります。
多少の痛みであるなら良いのですが、悪化して時に危険性が増すこともあります。
のど痛が悪化し、以下の症状がでてきた時は、危険な状況が考えられます。
注意しましょう‼
危険な症状
- 痛みが強く、水を飲む時はもちろんのことツバも飲み込めない。飲み込みにくい。
- 痛みのため、うまくしゃべれない。
- 口が開けることが出来ない。
- 息苦しい。
このような症状では、我慢は禁物です。
入院したり、切開治療が必要となる可能性があります。
のどの奥の確認も必要なため、早期の耳鼻科受診をお勧めします。
では、どういった病気が考えられるのでしょう。
急性喉頭蓋炎
のどの奥には喉頭蓋(こうとうがい)という蓋(ふた)のような構造があります。
食べ物が誤って気管に入らないようにする役割があるのですが、ここに炎症がおこった状態です。のどの奥を確認する必要があるので耳鼻科受診をお勧めします。
のどの激しい痛み、痛みにより飲み込めない、声のくぐもり、呼吸時のヒューヒューといった症状がみられます。
腫れた喉頭蓋により気管入り口が塞がれ窒息する恐れもあるのでとても怖い病気です。
時に気管切開が必要になります。
扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍
扁桃炎が悪化して、扁桃の周りにまで炎症が起こったり膿がたまってしまった状態です。
のどの激しい痛み(痛みにより飲み込めない)、口を開けれない、声のくぐもりといった症状がみられます。
下方(首のほう)に広がると呼吸困難が起こりえます。
切開して膿を出す処置が必要となったり、さらなる症状悪化を防ぐために入院しての治療が必要となってきます。
予防が大切
こういったことにならぬよう、風邪をひかないよう注意しましょう。
やはり手洗いやうがい、十分な睡眠が大切ですね。
もし、のど痛が起こった際は、ひどくなる前に受診してください。