新型コロナワクチンの接種が進むなか、インフルエンザの予防接種が今月から始まりました。
インフルエンザは、去年、おととしと二期にわたって例年に比べ流行しませんでした。
今期は流行するかは分かりませんが、予防接種が推奨されています。
なぜでしょうか。
予防接種は重症化の予防に有効
この2期、インフルエンザの流行がなかったことにより、免疫を持てていない人が多数です。
このため、流行がなかったことによる反動で今期の流行自体が大きくなる可能性があります。
流行の有無とは関係なく、もしもインフルエンザにかかってしまった場合、この数年で免疫が消えてしまっているために症状が重症化(肺炎やインフルエンザ脳症)してしまう可能性があります。
インフルエンザワクチンを接種しておくと、発病後の重症化を予防することに効果があるので予防接種が重要になるのです。
高齢者、乳幼児、呼吸器疾患や心血管疾患などをお持ちの方は、特に接種が推奨されています。